初詣ベビーカー自粛で赤塚・乗蓮寺(東京大仏)がネットで炎上している

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2017年の初詣、東京大仏で有名な乗蓮寺がベビーカー自粛を呼びかけたことにより大論争になっています。

babycar-jyourenji

「小さい子供を連れた母親が嫌な気持ちになる」、「ベビーカーだけ自粛は差別」などといった反対意見、
「人込みにベビーカーは危険」、「赤ちゃんがかわいそう」という肯定派に分かれ、著名人も巻き込んだ大論争に発展しています。(主にツイッターで)

「何の落ち度もない単に小さい子供を連れたママさんが初詣に来て、これを見て嫌な気持ちになると想像できないだろうか。なら松葉杖の人も、車椅子の人も足の悪い高齢者も、視覚障害者も全部遠慮しろと?」

現在は削除されていますが、上記が1月1日にツイートされて瞬く間に拡散されたそうです。
SNSってすごいですね。



乙武さんのツイート。



おときた議員はこの一連の流れを「初詣ベビーカー論争」と呼んでいますね。



もはや炎上......。




写真 2017-01-01 16 36 30

しかし、批判がお寺に殺到すると、お寺側の意図も明るみに出てきます。

簡単にまとめると......

・2年前まではベビーカー、車椅子での参拝を優先し、専用道路まで作っていた。

・しかし、ベビーカー1台に大人が5人、10人と入ってきてしまう
・大きい子供をベビーカーに乗せて現れる親が続出(優先通路に入ると降りて走り回ったり...)

・2015年にお年寄りがベビーカーにつまづく事故が起こり、「警察からの要請」でベビーカーの自粛を呼びかけることになった


なるほど...。
住職が自分の意図が伝わらずにSNSで炎上し、頭を抱えていた様子が目に浮かびますね。
ベビーカーを優先させたことが発端になるなんて、なんという皮肉...。







現在、この「初詣ベビーカー論争」はお寺側の意図も伝播され、収束に向かっているようです。

写真 2017-01-01 16 37 53



さいごに

いかがでしたでしょうか。

いろんなことを考えさせられますよね...。

「ベビーカー自粛」の看板が出てしまう背景を想像することも大事ですが、お寺側の意図を知らなければあらぬ方向にいってしまうことも理解できます。

住職は↓のように話されているそうです。

あくまでも事故を回避するために設けた看板です。

『自粛のお願い』という表現だけでなく、もう少し説明を付けて、理解していただけるようにするべきだったのかもしれません。
 
(Jcastニュースより)


今回、とんでもない炎上になったわけですが、SNSを通してお寺側が苦渋の決断だったことが知れ渡り、結果的によかった部分もあったのではないでしょうか。

私自身もベビーカーを押して生活する身。
必要以上に恐縮する必要はないと思いますが、免罪符のように使ってはいけないと改めて思いました。

あとやっぱりSNSってこわいですね(笑)


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