<永遠の穴場>板橋区立美術館、大規模改修のため14ヶ月休館。スペシャルイベントはみなさんで作り上げていました。

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こんにちは。
北部担当しのりでございます。

板橋区立美術館(通称イタビ)が4月16日から大規模改修工事のため休館中です。

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その休館中のイタビでスペシャルイベントが5月6日(日)に開催されました。

地図ではここ↓

住所は板橋区赤塚5-34-27です。

大規模改修休館に伴うスペシャルイベント
「イタビの昨日、イタビの明日 1979〜2018の歩み展」


〈展覧 板橋区立美術館の歩み〉
・開館から2017年度までのポスター 一挙大公開
・これまでの展覧会図録 閲覧コーナー
あわせて、美術館改修後の予想図、板橋区立美術館の設計者・村田政真に関する資料、思い出の写真なども展覧予定。
・・・いずれも2F展覧室にて

〈インスタレーションとパフォーマンス〉
丸山常生による休館中の美術館を使ったワーク・イン・プログレス
「見えなくなること 見えなくすること 変化し続けること」
区内在住の美術家 丸山常生氏が、板橋区立美術館と丸山氏、東京という土地の時間の流れや、環境の変化をテーマにしたインスタレーション作品を制作します。合わせて丸山氏がパフォーマンスも行います。
・・・いずれも2F展覧室にて、パフォーマンスは午後2時より30分程度

〈対談〉
「あんなこと こんなこと イタビの39年とこれから」
安村敏信(萬美術屋 板橋区立美術館元館長)
松岡希代子(当館副館長)
・・・午後3時~4時30分、1F講義室にて、先着100名(当日直接会場へお越しください)

〈メッセージを残そう!〉
これまでにさまざまなイベントを開催してきた講義室の壁や床、天井に、
来館者のみなさんに板橋区立美術館へのメッセージを書いてもらいます。
・・・1F 講義室周辺

(出典:板橋区立美術館

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今回は入場無料のイベント。
カウンターを自分で押して入場します。

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階段沿いの壁一面に、今まで開催された展覧会のチラシが貼ってありました。

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オープンして初め頃に行われた展覧会のチラシ。
時代を感じますね。

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2階はずらっと開館から2017年度までのポスターを一挙大公開。

39年間、いろんな面白い展覧会があったんだろうな。

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ポスター持ち帰りOKで、みなさんで面白ポスターを掘り出してました。

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オープン当時「所蔵品ゼロで着工した都初の板橋区立美術館」と東京新聞にディスられていたようです(笑)

さすが永遠の穴場!

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積み上げられた不幸な図録…

なぜこんなダークな感じのポスターなの?(笑)
思わず吹き出しましたが、それだけ売れなかったのかもしれません。

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2階には、いーーーーーっぱい広げられた図録。

半額になったものもありました。
また来年新しくオープンされる際、販売されるそうです。

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14:30から制作されたインスタレーション作品。
制作途中は見ることができませんでしたが、とっても不思議な空間。

「見えなくなること 見えなくすること 変化し続けること」
新しい美術館への思いを感じることができました。

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廊下に設置されたたくさんのマーカー。

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みなさん思い思いにメッセージを残していました。

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なかには読者様の作品もあったり。


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芸術が爆発してます!

こんな機会めったにないですからね。
楽しかったろうなぁ...。

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怖い怖い(笑)
開けませんし、触れません。

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私も楽しみにしています!!

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「板橋区立美術館のあゆみと今回の改修について」(一部抜粋)

1975年5月20日、23区初の区立美術館として板橋区立美術館はオープンしました。
開館記念展は、「現代美術と古美術展」。
区内のコレクター所蔵の古美術品16点、区内作家作品28点による展示でした。

<中略>

ネームバリューも無く、アクセスも悪い、小さな板橋区立美術館が、美術館としてなんとか生き残れたのは、早くからシリーズの展覧会を開催して、その特徴をはっきりと打ち出したことにあると思えます。

江戸の狩野派を中心とした「江戸文化シリーズ」、板橋区のアートシーンのルーツともいえる「池袋モンパルナス」に関連した作家を取り上げる「Art in Tokyo シリーズ」、そしてそれを引き継ぐ「20世紀検証シリーズ」は、収蔵活動ともつながって、大きく成長しました。

そして、美術館として取り組まれることのなかった「絵本に関すること」が企画展の第三の柱となり、1981年から開催されている「ボローニャ国際絵本原画展」を中心に、発展しております。

<中略>

「大規模改修」なので、建物の大きさは変わりません。
躰体はそのままに、一部レイアウトを変更したり、床や天井の形状を直したりします。

さらには、空調システム、展示ケースなどの美術館としての設備を更新し、悲願ともいえる、荷物用のエレベーターを新設いたします。

休館中は、美術館事務所は高島平の旧あやめ児童館に移転しますが、「ボローニャ展」だけは「成増アートギャラリー」で7月6日から29日まで開催いたします。

「ニューイタビ」は2019年7月に「ボローニャ国際絵本原画展」でオープンする予定です。
どうぞ、ご期待ください。

板橋区立美術館 スタッフ一同


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新しい見取り図も展開されていました。
ワクワクしますね。

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2019年7月オープン予定とのこと。
楽しみに待ちましょう。



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