【昭和5年創業】南町の老舗「まるたけ酒店」が閉店のため全品半額セールを実施。

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こんにちは。
編集長のちゅうぞうです。

ある日、いたばしTIMES宛にメッセージが届きました。

板橋区南町で昭和5年より地域の皆さんに支えられ、商売をしてきた酒屋です。

父は87歳で、こだわりを持って仕入れた地酒や焼酎・ワインがかなりあります。

閉店セールをしたいのですが、私たちの力では地域の皆様に知ってもらうことが難しく、ご連絡させていただきました。

(一部変更ありのほぼ原文)

老舗酒屋のご主人の、その娘さんからでした。

とりいそぎ、お店に行ってきました。
昔ながらの酒屋さんといった雰囲気。

地図ではここ↓

板橋区南町30-9。中丸中央通り沿い。

※記事は下に続きます

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お店に向かって右。
すぐの信号機「南町」を右に曲がれば無印良品 板橋南町22が近いです。
向かって左。
隣は西光院。

娘さんたちにお話を伺いました。

お店の創業は昭和5年(1930年)。
93年の歴史を持つ酒屋さん。

お父様である2代目のご主人と、すでに亡くなられた奥様とで長らく切り盛りされてきたそうです。

写真右がご主人。

1年少し前にご主人がお店に立てなくなり、お店は休業状態が続いていました。

ご家族で閉店することを決めたのは最近のこと。

達筆な次女さんが書いたというお酒の銘柄。
(すでにないものもあります)

お店に置いてあるお酒は、ご主人がこだわりを持って揃えたもの。
レアなお酒も多いのだとか。

今回、閉店のための半額セールを行いたい。
そのために、いたばしTIMESの力を貸してほしいとのことでした。

常連さんや、知り合いの方にはすでに半額で販売をされてきたようですが、在庫はまだまだたくさん。

ショーケースにはこだわりの地酒がズラリ。

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お酒が詳しい人にはわかるのでしょうか。
一部にはなりますが、並んでいるお酒を紹介します。
並んでいるお酒を見せていただきながら、娘さんたちからお店の思い出話も聞かせていただきました。
ご夫婦が元気な時は、車で配達も行っていたそうです。
その姿はまさにサザエさんに出てくる三河屋そのものだったのだとか。
昔ながらのお店兼住居。

娘さんたちにとっての実家なわけですが、小学生の頃は、

「いらっしゃいませ」
「ただいま〜」

がワンセット。
普通の玄関があるお家に憧れていたそうです。

ご夫婦ともに、お客さんとの会話を楽しんでいたそうです。
なんとなく目に浮かぶなあ。
ワインも。

僕はお酒の銘柄については詳しくありません。

だけど、ご主人たちが愛情を持って、お酒を揃えていったのではないか、
そんな想像力が働いてしまう空気が店内に満ちていました。

全品半額セールを行ったのち、目処がつき次第完全閉店をされる予定。
焼酎の品揃えもすごい。
全部半額で販売するなんて、なんだかもったいないような気もします。

そう娘さんたちに伝えると、

娘さんたち自身もお酒は好きで飲むのだけど、それでも量が多すぎてどうにもならない、と。

地域の皆さんに喜んでもらえる形で在庫を処分したい、そんな風にお話してくれました。

全品半額セールは下記の日程で行います。

●9月30日(土):11:00〜15:00
●10月1日(日):11:00〜15:00
※追記:1日で全て売り切れたため10/1の営業はありません。

※現金のみ。
※駐車場はありません。
※ビール・缶酎ハイはありません。
※マイバッグをご持参ください。
※なくなり次第終了。

地域に愛されたお店が、最後にレアなお酒を半額セール。

初めてお店を知った人、久しぶりにお店を訪れる人、お酒が好きな全ての人にとって特別な閉店セールになりそうです。

なお、販売日はご家族で運営されます。
混雑状況が読めず、作業も慣れていないのでスムーズな営業ができない可能性もあります。

時間と心に余裕を持って訪れてみてください。

Store 店舗情報

店舗名 まるたけ酒店(丸武酒店)
住所 板橋区南町30-9
営業時間 <半額閉店セール日>
●9月30日(土):11:00〜15:00

※上記日程以外は営業していません。
※追記:1日で全て売り切れたため10/1の営業はありません。

※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。