三田線のアイコンがMじゃなくて「I」の理由。

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先日、三田線に乗っていてふと思ってしまいました。

なぜ「I」なのか。そしてなぜ今まで気にならなかったのか!

見慣れ過ぎて疑問にすら思っていませんでしたが、どう考えてもおかしい。

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大手町駅の案内パネル。見れば見るほどおかしい。

基本的には、路線名の頭文字が来るのがルール。三田線は「MITA」だから・・・

「丸の内線」!こやつのせいか!!

気になったので調べてみたら、こんな記事を発見しました。

東京メトロによると、アルファベットは原則路線名の頭文字を表し、他の路線とかぶる場合は先に開業した路線を優先する。

三田線は丸ノ内線より十年以上も「後輩」だったので「M」の座を逃し、二文字目の「I」で落ち着いた。

東京新聞Web(2020年4月23日公開記事より)

アルファベットは早いもの勝ちなんですね。
それなら仕方ないと思うも、子音で表現するとはなかなかハイセンス。

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「東西線(T)」や「浅草線(A)」もあるので、三田線は平和を守るために身を引いたのだろうと思いながら改めて記事を読んでいたら・・・

丸ノ内線と三田線は協議の時、どちらも赤だった。(中略)都内で二番目に古く、百何十万人も乗せていた丸ノ内線に対し、三田線は当時は路線が短く認知度も低かったので、丸ノ内線が赤で決着。

三田線は青になったが「赤に戻して」との声は上がらなかったそうだ。「丸ノ内線が赤を勝ち取り、赤を使っていた三田線は青になった」という裏話は本当だった。

東京新聞Web(2020年4月23日公開記事より)

三田線、かつては赤だった!

カラーもアルファベットも丸の内線に譲ったなんて。
もはや哀愁の「I」、かなしみブルーなのでは。

しかしそんな三田線だからこそ、都内の地下鉄で最後の最後まで人情味あるクロスシートを守っていたのかもしれません。

板橋区と都心をつなぐ三田線。
これからもお世話になりますが、改めて「いつも、ありがとう」と、ねぎらいたい気持ちになりました。