田遊びは、旧正月にその年の五穀豊穣と子孫繁栄を祈願し神に奉納する行事です。
稲作の作業内容を唱える言葉と所作を田の神に奉納し、豊作を祈願する予祝の祭りで、板橋区では、「徳丸北野神社田遊び」と「赤塚諏訪神社田遊び」が国の重要無形民俗文化財に指定されています。
(板橋区公式サイトより)
毎年、2月11日には徳丸北野神社で、2月13日には赤塚諏訪神社で行われます。
なんと千年以上ものあいだ、1回も欠かすことなく続けられているらしい。
「板橋十景」にも選ばれている超のつくビッグイベント。
今回は赤塚諏訪神社の田遊びをご紹介しますね。
最寄り駅の三田線新高島平駅から歩いていくと、だんだんと心細くなっていく夜道...。
すでに物語が始まっているような気になります。
地図ではここ↓
住所は板橋区大門11-1です。
おお!
諏訪神社に着くと、けっこうな人たちでにぎわっていました。
ちょっとほっとする(笑)
初めて来ましたが、すごい趣きのある神社なんですね。
ゆく年くる年に出てきそうな厳かな本物感あります。
19時半頃になっていよいよ始まった!
宮司さんが登場。
子どもたちが竹をもって颯爽と登場!
まるで赤穂浪士の討ち入りを連想させるような隊形。
竹で地面を叩きつつ、出発していきました。
鉢巻をまいたおじさんたちが何か唱えはじめた!
なんだろう、厳正なというよりは楽しげな雰囲気。
天狗さんも現れて、出発しはじめた!
神輿もあとに続きます。
宮司さんが担ぐとなんだかグッと神事っぽいですね。
笛隊も続く。
行進が神社の外に飛び出した!
住宅街を練り歩きます。
見にきた人たちも一緒にゾロゾロと。
広場に入り、そこで新たなパフォーマンス開始!
不思議な踊りと掛け声。
獅子舞が登場して暴れまくってる!(笑)
観客たちにも迫ってきて、これは面白い!
花籠の神柱と獅子舞の競演。
ボルテージはMAXへ。
パフォーマンスを終えた後は、再び行列になって諏訪神社へと帰っていきます。
なんだかほっこりしますね(笑)
/>行きとは違うルートで、神社をぐるっと回って戻るのだけど...
背景の竹林が幻想的でしばし息をのみます...。
神社に戻ったら天狗さんが気勢をあげてる!
鉢巻衆が車座になり、なにやら唱えてます。
何を言っているかはよくわからないけど、なんとも楽しそうな雰囲気だなぁ。
と同時並行して、どんど焼きがはじまります。
あっという間に業火の炎へと。
天を衝く勢い!
達磨が炎に包まれて転げ落ちてきた。
けっこうワイルドですね。
たくさんの人たちがこの壮大な焚火の前で暖をとっておりました...。
後ろには消防隊の方々が発射口を火に向けて、見守っているので安心感がはんぱない。
写真では伝えるのが難しいけど、火の粉が天に舞うさまはキレイなんですよね。
別のステージではお面をつけて踊っていたり、
鉢巻衆の方々が楽しそうに唱っていたり。
なかなか飽きさせません(笑)
内容はうっすらとしか理解できませんでしたが、それでも想像以上に楽しめました。
他の地域でも「田遊び」はあるみたいですが、千年以上前からほぼ完全な形で伝承されていることが板橋の「田遊び」の特徴なんですって。
そんな伝統行事が板橋に存在している奇跡。
これはみる価値大ありのイベントですよ。
ぜひ来年は行ってみてください!
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