こないだ遊座大山商店街を通った時のこと。
普段は見かけない、臨時的な販売所らしきものに気づいて足を止めました。

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地図ではここ↓
板橋区大山東町25-12です。
「Panasonic」の看板が大きい、「まつだでんき」の隣です。

正面には都税事務所があります。


毎年商店街で販売して、商店街の一部のお店で金券と同じように使えるものなんですね。
小判の販売価格は500円(税込)。
お買い物する時には500円の金券として使うことができます。

あれ?
500円で小判を買って、500円の金券として使うって…
そうです!
何もお得にはならないのです!
なんなら使えるお店が限られる分、ちょっと損しているような…(笑)

何もお得にはならないこの小判。
不思議なことに、見てるとけっこう売れていくんです。
謎に数千円分買う方がいたり、お守りとして使わずに取っておこうなんて人もいました。
(本物の金も小判の中に入ってるらしい)

この小判の販売。
実は想像以上に歴史があり、もう20年以上もやっているのだとか。
昔々、商店街の名前は
「大山ピース通り商店会」だったり、
「大山サンロード商店街」だったりしたそうなんですね。
それを「遊座大山商店街」にしたのが1992年(平成4年)。

かつて、大山には5つもの映画館があり、遊ぶところがたくさんあったそう。
だから名前を「遊座」にしたんですね。
目の前の都税事務所は昔映画館だったらしい。
落語家もたくさん住んでいることから、キャラクターは落語家に。
江戸時代の和の雰囲気を前面に出していこうと、当時の理事長さんが浅草でやっていた小判の地域通貨を参考にして「遊座小判」が生まれたそうです。

発行している小判の総重量は江戸時代のホントの千両箱と同じ重さらしく、持たせていただきました。
重っ。
五右衛門やねずみ小僧の気分が味わえます。
あの人たち、きっと相当なマッチョだったと思います。


(その時々によって違うと思います)

(貼ってない時もあるから注意)
小判が使えるお店のリストと地図ももらえますよ。




内心「は?」と言われはしまいか、不安がよぎったのですが…

ちゃんと使えました!(笑)
お菓子を家族へのお土産に。
どれも綺麗で美味しかったです!

(小判の使用は有効期限なし)
お店で精算する時、さっと小判を出して、友人や家族を驚かせてみると面白そうですよ。