ときわ台駅の名前の由来を知っていますか?候補に「東武住宅駅」案もあったらしい。

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先日行ってきた中央図書館の企画展「東武東上線 幻の駅「金井窪」って知ってる?」で、興味深いパネルがあったので紹介します。

それが、こちら。

「駅長が書いた駅名の由来(平成3年当時)」として、東武東上線ときわ台駅の名前の由来が紹介されていました。

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ときわ台駅の誕生は、昭和10年(1935年)。

東武鉄道が住宅地を整備して分譲住宅を売り出し、その際に駅も開設されたのだそう。

開業当時、駅名は一般から公募し、つぎのような名前が寄せられたようです。

下頭橋駅、東武住宅駅、神明前駅、

しかし募集したなかからは正式な名前がつかないままのある日、先代の根津社長殿が北口の分譲住宅を視察に来駅されました。

企画展パネルより

駅名の一般公募とかあったんだ…!

下頭橋駅・神明前駅はアリかなと思いますが、東武住宅駅にならなくてよかった気がします笑。

この時天祖人社の境内や参道に常盤木が鬱蒼と茂り神社境内に(常盤)の文字が見られたそうです。

また、ここは武蔵野台地でもあることから(武蔵常盤駅)と命名されました。

企画展パネルより

公募案は一体どこへ?と思わなくもないですが、先代の鶴の一声で「武蔵常盤駅」と決定したようです。

天祖神社が大きく影響したんですね。

武蔵常盤駅は、昭和26年の南口新設の際に「常盤台駅」と名称変更。
そのとき平仮名表記の「ときわ台」となったそうです。

たしかに考えてみると「常盤=ときわ」は読みにくいですよね。 JR東日本には「常磐線」もあります。

平仮名になったのは、初めて駅を使う人にも分かりやすいように、という親切心からだったのかもしれません。

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そんなときわ台、駅長の話にもありましたが「板橋区の田園調布」という話を聞いたことがあるはず。
住宅街を囲む環状のプロムナード(散歩道)や 自動車の通り抜けができないようになっているクルドサック(袋路)はその象徴。
プロムナードもクルドサックも、もちろん健在です。
駅名の由来を読み解いていたら、この土地とここに暮らした人たちの歴史に触れたような気がしました。