北部担当しのりでございます。
6月26日〜29日に板橋区役所で開催された「板橋区伝統工芸展」に行ってきました。
会場は板橋区役所の1階区民イベントスペースです。
板橋区内には登録・指定文化財が有形・無形のものをあわせて181件の登録があるそうです。
その中でも江戸時代以来継承し続けている「伝統工芸」を身近に感じてもらおうと企画されているのが「板橋区伝統工芸展」。
会場には12人の伝統工芸職人さんの作品が展示されています。
こちらは「江戸筆」佐久間末男さん。
1本1本手作りの筆。
試し書きもさせていただいたのですが、柔らかくてなめらか。
「自分の名前ぐらい上手にかけないと!」 と元気よく笑われました(笑)
お恥ずかしい。
こちらは「象牙彫刻」の寺島広竜さん。
親指ほどの小さな作品から、ゴージャスなブローチまで。
作品を作るための道具はその作品によって使いやすいものを自分で作っていくそうです。
「この道具は、自分と、自分の師匠と、そのお父さんのも含まれているからもう何十年も使われているものもあるんです。どれがどれか、わかりませんけど(笑)」
寺島さんは、全く知識のない私に丁寧に説明してくださいました。
伝統工芸職人さんと直接お話できる機会なんてなかなかないですよね。
ほかにも、
「鼈甲細工」
「真田紐」
「砂かけ彫刻」
「提灯」
などなど。
素晴らしい作品がたくさんありました。
また、7月14日(土)〜9月17日(日)赤塚の郷土資料館で「第18回 伝統工芸展」が開催されるそうです。
第18回伝統工芸展 〜東京城北の匠の技〜
日にち:7月14日(土)〜9月17日(祝日)
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
会場:2階企画・特別展示室
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌火曜日)
企画内容:今回で18回目となる伝統工芸展です。
これまでの展示では基本的に区内在住の職人のみを取り上げて開催してきたが、今回は少し範囲を広げ、板橋区とその近隣区(練馬区と豊島区)にも目を向けてみました。
練馬、豊島両区にはかつて板橋で仕事をしていた職人や、弟子として技術を習得した職人、あるいは同業者同士の横のつながりのある業種など板橋区の職人との関連性もみられます。
そうした職人とその仕事に目を向け、東京城北部にはどんな職人が居てどのような仕事をしているのかを知る機会とします。
実演見学や体験もできるそうなので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
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