上板橋駅北口にある「イトーヨーカドー上板橋店」が2024年秋頃を目処に閉店するようです。
地図ではここ↓
板橋区常盤台4-26-1。
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永年親しまれたイトーヨーカドー様ですが、2024年秋には退店(閉店は夏頃)する事で貸主小宮恒産と合意に至りました事をご報告いたします。
※小宮恒産に確認したら、閉店も秋頃に変更になったそうです。
次のテナントとしてスーパーが決まっているみたい。
工事期間は2年半にも及ぶんですね。
敷地内には災害用井戸が設置され、緊急時には生活用水として使えるようになります。
家主である小宮恒産に直接お話も伺ってきました。
閉店・退店の時期については、あくまで目処であり確定ではないそうです。
また、次のテナントのスーパーは「イオンリテール」にほぼ決まっているそうです。(完全に確定とは現時点では言えないらしい)
※イオンリテール株式会社はイオングループのスーパーを運営する会社。
直球で「イオンスタイルができるんですか?」と尋ねたら、
イオングループの中のどのブランドが入るかまでは決まっていないそうです。
一部報道にもあるように、都市型ショッピングセンター「そよら」も候補の一つになっているとのこと。
読者さんから背中を押されるように、今回はもう少し踏み込んでお話を聞いてきました。
まず、背景として、
小宮恒産とイトーヨーカドーとの賃貸契約は2021年12月2日に終了しています。
それから約2年。
なぜそのまま営業が続けられているのか、ということが謎でした。
普通に考えれば、契約が終了すれば退店する以外の選択肢がないように思えます。
でも、超のつく大手企業が、契約終了後に居続けられるものだろうか。
イトーヨーカドー側の主張があるはずです。
※イトーヨーカドーの親会社はセブン&アイ・ホールディングスです。
そこには、「借地借家法28条」という法律がキーワードになっていました。
詳しくは検索して調べてもらうのが一番なのですが、ざっくりいうと「正当な事由」がないと、大家でも契約を終了させることができないというもの。
いわば、借り主を守るための法律なんですね。
この点が、イトーヨーカドー側の主張だと思われます。
「正当な事由」があるのかどうかは、裁判に委ねられました。
その上で、東京地裁は小宮恒産側に「正当な事由」があると判決を下しました。
そして、とうとう今回の具体的な時期を明記した退店(閉店)の告知につながったそうです。
元々、「借地借家法28条」は戦時中に制定された弱い借り主を守るためのもの。
大企業が弱い借り主に当たるのか、という疑問を業界に投げかけたことにもなったとか。
正直に言えば、
とても繊細な話なので、小宮恒産のお知らせだけをサラリと紹介する方が良いのかもしれないとも思いました。
ただ、この一件は地域の方々が注目する大きなニュース。
自分としては、知り得たことをフラットな気持ちで皆さんにシェアしたいという気持ちが勝りました。
目処は立ちましたが、まだ全てのことに確定がされていない状態です。
また、続報がありましたらお知らせしたいと思います。
※ごんさん、しうたろさん、中台のコータローさん、読者さま、情報提供ありがとうございました!