先日、板橋経済新聞でも記事になっていたので、知ってる人もいるかも。
◇関連記事(板橋経済新聞)
板橋区のNPOが店舗にマスクを無料設置 思いやりあるまちづくりを手助け
最近はマスク不足でドラッグストアに行列ができているのを見かけますよね。
そんな中、無料で配布する活動をしているNPO法人Si’s(シーズ)ってどんな団体なんだろう…?
マスク配布協力店の「おとなりSTAND&WORKS」(板橋3丁目)にてお話を聞いてきました。
NPO法人Si’s(シーズ)の代表理事・佐藤まよさん。
板橋2丁目を拠点に活動するSi’sは、学校関係の調査、地域におけるいじめや非行、各種ハラスメントの防止のための活動を行うと共に、防犯協力に関する活動、環境の整備、災害の救援活動を行っているそう。
佐藤さんはもともと声に関わるお仕事されていたり、自身も重度のアレルギー持ちなのもあり、3.11以来、防災グッズとして備蓄してきたのだとか。
マスクは一つ一つ手作業で袋詰めしているそう。(手袋着用して)
マスクが必要な人に届くように「#マスクをどうぞプロジェクト」を2020年2月にスタートされました。
設置をお願いしているのは、妊婦や子供が集まるカフェや飲食店、コワーキングスペース、整骨院など。
・店主が社会活動をしているお店
・お昼に営業されているお店
など独自の基準でお店を選んでいるそう。
個人で備蓄してきたマスクなので、無作為に配る量があるわけではありません。
活動を始めた時には、まず自分がよく行ってるお店から設置のお願いを始めたらしい。
現在(2020年3月9日)では、設置店舗は板橋区内だけでも12店舗。
※他に豊島区、北区、中央区、武蔵野市などにも配布
【板橋区でマスク無料設置している店舗】
おとなりスタッフのゆんさんに、つい聞いちゃったんですけど…
ヴァサってたくさん持っていっちゃう人とかいないんですか?
基本的にはそういう人はほぼいないそうです。
お店が普段から発信していることに共感して来店するお客さんが多いので、この活動の理念が自然に伝わりやすいのかも。
佐藤さんの言葉で印象的だったのは、マスクをただ配ってるわけではなく、「マスクをどうぞという気持ちを配っている」というもの。
なるほどなあ。
0か100かの話じゃなくて、
自分ができる範囲で、自分が思うやり方で活動されているんですね。
高齢な方や妊婦がいれば「お席をどうぞ」
怪我した人がいれば「絆創膏をどうぞ」
皆さんの身近な「優しいどうぞ」は人と社会を繋げます。
誰かを思いやる『マスクをどうぞ』が多くの人に受け入れられるようにNPO法人Si’sはマスクを無料配布しています。
(NPO法人Si's Facebookより)
毎日、設置店舗をパトロールしながら補充しているそう。
お店の方々に反応を聞くのがすごく楽しいみたいですよ。
在庫がなくなれば、この「#マスクをどうぞプロジェクト」はいったん終わりとなります。
でも、自分ができるタイミングで活動は再開し、小さくても継続していきたいとお話してくれました。
NPO法人Si’s(シーズ)
・Facebook
・Twitter
・Instagram
※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。
いたばしTIMESでは皆さまからの情報提供をお待ちしています!
→情報提供フォームへ
いたばしTIMESへの広告掲載について
→詳しくはこちらへ