志村の崖線にある謎の鎖場をおりてみたら未知の世界につながってた。

  • URLをコピーする
  • Xでシェアする
  • lineでシェアする
  • facebookでシェアする

謎の鎖場(くさりば:後述)をみつけたのは志村坂上から見次公園へ向かう途中でした。

崖線にかかる公園のちょっとした広場、韓国屋台「坂上のポチャ」が右奥に見えてます。

地図ではここ↓

板橋区志村1-25-8

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

公園の横はタコの吸盤あとのような丸い溝のついた道、崖線付近でよく見かける急坂です。
高台にある広場は木蔭もあって休憩にちょうどよい感じ。
ベンチでひと休みしながら、ふと目の前の防護柵を見ると、なんかジグザグしてる…
と、えぇ?なんかここ切れてる?

思わず二度見しました。

近づいてよく見ると、斜面にはくぼみが点々とあります。

もしかしてこの鎖は結界じゃなくて、崖を下るために使うのかな?

いわゆる鎖場(くさりば)というやつでは。

鎖場(くさりば)
安全確保のために登山道上に鎖がつけられた場所のこと。
鎖がないと通行が困難な場所であり、難所となる場合が多い。

Wikipediaより

山が(ほぼ)ない板橋区に、鎖場って…!
(しらべたら区内で一番高いところの標高はだいたい35m)

なんかかっこいい!

となりにはこれまた謎のお立ち台。

頭の中が?で埋まりましたが、意を決しておりてみることにしました。

けっこうな角度なので、後ろ向きになって慎重に。
おりている途中、あせりながらも撮影してみました。

右に見えるお立ち台がなんだかいい位置にあって、あの台から応援もらったら勇気百倍になりそうと思いました。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

鎖は意外とぴかぴかできれい。

無事おりきってまわりを見わたすと、どこにでもありそうな普通の公園です。

非日常を味わったあとにほっとしたというか拍子抜けしたというか、不思議な気持ち。

すべり台にはクライミング遊具らしきものがついてるっぽい。
近づいてみると…あれ?
なんか奥に続く道が見える!
壁と住宅にはさまれて崖の上からはまったく見えなかったので、びっくりしました。
まるで未知の階段を発見したような高揚感を感じつつ、進みます。
硬い土と木道を踏んでいく道、高尾山とかにありそうな。
けっこう急な階段でドキドキは増すばかり。
うねうねと曲がってて先が見えない。

体感で2分(たぶん多め)ほど進んでいくと…

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

小径をぬけた先は…
思った以上に広くて明るい空間が広がってました!
空がちかくて気持ちいいです(調子にのってすべり台にのぼって撮影)
小径の反対側には普通に公園の出入口があって、普通に道が続いてました。
出入口の階段脇には草に埋もれた「志村第三公園」の看板。

はじめにいた場所も同じ志村第三公園なのですが、2つの場所がまるで異空間に思えた体験でした。

はじめて下りてみた公園の先にひっそりと緑の道が続いていて。
ぬけたら「ととのったー」気分を味わえる、そんなサプライズがありました。

板橋を横断する崖線には、こんな未知との遭遇がひそんでいるんですね。

参考:板橋区公式サイト(板橋区の位置・面積・地形・地質)