板橋を深掘りして学ぶ「板橋學校」の受講生を募集しています!
今回の「板橋學校」は、「深堀り!いたばし」をテーマに、公文書館所蔵の記録史料を用いながら、板橋区にまつわる様々なテーマを取り上げ深く掘り下げます。
各回とも、公文書館専門員、区の学芸員を講師に、受講者の方々も余り知らない、聞いたことのない「いたばし」の歴史の一コマをお伝えします。
板橋区公式サイトより
1~3回目の内容を紹介します。
10月29日(土曜日):中世板橋の領主たち
講師:当館専門員
板橋区域には、赤塚郷・板橋郷・志村庄が存在したことが確認されます。
中世においては、多くの場合その地名を名乗った一族が支配していたと考えられています。それぞれの庄・郷を支配した領主については、すでに明らかにされている部分が多いですが、今回は鎌倉時代、南北朝・室町時代、戦国時代と、それぞれの時代ごとに示しながら、領主と知行人(ちぎょうにん)との関係を含めて考えてみたいと思います。
11月12日(土曜日):板橋宿の寺社と民間信仰
講師:当館専門員
板橋宿に所在する寺社と民間信仰について、近世を中心に紹介します。最初に宿場の寺社などを概観し、宿場の整備と寺社の整備が関連していたことを確認したうえで、観明寺や東光寺に所在する庚申塔や地蔵仏などの石造物や、本尊の愛染明王が広く信仰を集めた日曜寺をとりあげて、板橋宿における民間信仰の様相について考えていきたいと思います。
11月26日(土曜日):幕末の板橋宿中宿を深掘りする
講師:当館専門員
板橋宿中宿(仲宿)の明治2年(1869)作成の宗門人別帳を素材にして、江戸時代末から明治初年にかけての住民構成を解説し、そこから宿場の様子の再現を試みます。さらに、『板橋区史』に掲載されている徳丸村の宗門人別帳と比較することで、農村部と町場の様子を比較します。
また蛮社の獄で捕縛された高野長英が、板橋宿の医師水沢長民宅に潜伏した史実をコラム的に取り上げ、インターネットなどでは、水村玄洞宅に身を寄せたという情報が氾濫しているが、その誤情報が発生した経緯を、上記中宿の宗門人別帳を利用して解説します。
板橋区公式サイトより
地図ではここ↓
板橋区板橋40-1。
前回の様子がTwitterに投稿されていました。
4回目は板橋火薬製造所跡周辺を見学。
12月17日(土曜日):板橋火薬製造所跡を深掘りする(現地見学会)
講師:当区教育委員会学芸員
加賀藩前田家が構えていた広大な下屋敷の跡地に、明治にはいって陸軍の「火薬製造所」が設置されたことにはじまる「東京第二陸軍造兵廠」は、首都の巨大な軍工廠を象徴するかのように施設群が立ち並び、当時の先端的な科学技術の研究もおこなわれていました。まさに「工都板橋」のルーツであり、今も光学産業の先端地域である板橋区のシンボル的エリアであるといえます。
今回はこのような貴重な産業遺産である「板橋火薬研究所跡地」周辺を、本事業の担当学芸員が案内し、今後も整備の進む板橋区の産業遺産の実態について深堀りしていきます。
板橋区公式サイトより
地図ではここ↓
板橋区板橋4-49-23。
イベント名 | 令和4年度 板橋學校 後期講座 |
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日にち | 2022年 1.10月29日(土) 2.11月12日(土) 3.11月26日(土) 4.12月17日(土) |
時間 | ・10:00~11;30 ・14:00~15:30 午前の部・午後の部とも同じ内容になります。 |
場所 | 1.2.3…板五米店 (板橋区仲宿40-1) 4…板橋火薬製造作跡周辺 (板橋区板橋4-49-23) |
料金 | 500円(65歳以上の方250円) 注:第4回の現地見学会については、見学の行程で移動があるため、傷害保険料が別途50円かかります。 |
お申し込み | 往復はがきに必要事項を記入し申込み (各回2週間前まで) |
リンク |
※読者さま、情報提供ありがとうございました!