毎年、板橋区の中小企業による新製品・新技術を表彰している「令和5年度 板橋製品技術大賞」が決定しました。
今年も昨年同様、14の製品・技術が受賞しています。
その中から3つを紹介します!
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【最優秀賞】熱可塑性ギプス包帯「ルナキャスト」
現在、骨折、打撲、突指、捻挫など固定を伴う治療にはギプス、副木、アルミ固定材など使い分けて処置治療を行っています。
板橋区公式サイトより
ギプスは重く、副木は形成の手間、指固定等のアルミ固定材はフィット感が無く固定時にストレスを感じます。
これらの処置固定を簡単に1つの材料にまとめ重量、手間軽減を想い、開発したのが「ルナキャスト」です。
熱可塑性のプラスチック素材で70℃以上のお湯で軟化し、従来の水硬性製品と比べてべた付かず素手で取り扱えます。
巻いたり副木にしたり小さな固定には処置箇所の長さに合わせて切って使えます。
お湯で柔らかくなり、手軽に使えるなんて、今までのギプスのイメージと全然違う!
再形成可能で無駄なく使えるところもエコで良いですね。
詳しくは動画を確認してみてください↓
【審査委員長賞】送迎用バスの置き去り防止安全装置「ヒロックボタン」
バスのエンジンを停止すると、車内の最後部に設置された装置から警報音が鳴り、運転手さんに車内の安全確認を促します。
板橋区公式サイトより
車内を確認したら、装置のボタンを長押しして警報音を解除します。解除しなければ、5分後に車外警報機が大音量で鳴り、置き去り事故の可能性を外部に知らせます。
運転手さんが車内の安全を確認するサポートをし、思い込みやうっかりミスによる事故を防止します。
開発過程で100台のデモ機を全国の園に無償で設置し、フィードバックを活かして製作されたという、国土交通省のガイドライン認定製品。
悲しい事故が減らせますように。
【医療分野貢献賞】はさまないメガネ遮閉板
はさまないメガネ遮閉板は、眼科・眼鏡店等で患者自身の眼鏡を用いて視力を測定する際、片眼を隠すための新しい器具です。
板橋区公式サイトより
帝京大学発のベンチャー企業が発明した、視力検査時に使う新しい器具。
これを使うと、レンズの破損や怪我の心配など、従来の「眼鏡レンズをクリップで挟むことにより片目を隠す」検査方式で起きていた諸々の問題をクリアできるみたい。
様々なアイデアが板橋区でカタチになっていて、ワクワクします!
その他の受賞製品・技術など、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
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