こんにちは。
編集長のちゅうぞうです。

徳丸のパン屋さん「KajiPan!（カジパン）」が2024年5月31日で閉店します。

地図ではここ↓

板橋区徳丸1-18-1。
東武練馬駅から歩いて6分ほど。

2024年5月31日をもって閉店されることが発表されました。

閉店の理由は、物価高騰と体調不良。

原価が跳ね上がり、現行の価格を維持することが困難になってきたそうです。

それも少しの値上げでは追いつかず、適正な価格にすれば倍とかになってしまうとか。

パンは気軽に買えるもの。
大きく値上げをすればお店を続ける意味がなくなってしまう、と梶谷さん。

いつから値上げしていないんですか？と尋ねたら、、、

…！！

「値上げをして継続する道はないのでしょうか？」

数十円の値上げで済むならしていたかも。
でも、数百円の値上げをしてまで続けようと思えないんです、と。

…。

それに、閉店理由のもう一つ。
体調不良とは、メンタル的なものでした。

元々、梶谷さんは前職のサラリーマンを鬱病になって退職されました。

大学生の頃に青山のパン屋さんで働いていた時の楽しい思い出がよみがえり、パンの専門学校へ。

卒業後は独学で試作を重ね、素人のような状態でこのお店をオープンさせたとか。

継続は力なり。
それでも少しづつ上達して、今に至ったのだとか。

ご自身のメンタルに不安を抱えながら、「10年はやりきろう」を目標に過ごされていたとのこと。

それで、10周年と閉店のお知らせがセットになったんですね。

1日1件だけのパンですが、もう何百個作ったかわからないそうです。

この一つ一つに特別な思い出が乗っていると思うと、胸が震えます。

梶谷さんから全て書いてください、と直球ストレートの回答をいただいたんですね。

ご本人の真っ直ぐな意思を受け取ったような気持ちになり、僕が聞いた全てを剥き出しのまま書きました。

無粋なことかもしれませんが、閉店までの2ヶ月。

梶谷さんが心穏やかに、地域のファンの方々との楽しい思い出が積まれていくことを願っています。

パンは売り切れ次第終了となるので、買いたい人は早めの時間に行くと良いと思います。

※じまさん、とんぼさん、読者さま、情報提供ありがとうございました。