板橋区新河岸にある老舗の削り節メーカー「うつぼや」を知っていますか？

昭和9年（1934年）創業。
都内でも珍しい、歴史ある削り節メーカーです。

地図ではここ↓

板橋区新河岸1-6-7。

今回のきっかけは、いたばしTIMESのイベント。
板橋で食材を集めて作る板橋ラーメン企画。

ラーメンの風味の肝となるカツオ節を探す旅の中で出会いました。

ここの香りだけで白飯いけそうなぐらいでした笑。
（社員さんたちは慣れすぎて何も感じないとか）

鰹節には、大きく分けて二種類あります。

煮て燻製にした「荒節」と

荒節の表面を削り、カビ（優良鰹節カビ）を付着させた「枯節」です。

うつぼや公式サイトより

見た目はこんなに違うんですね。

荒節は燻製の香りがあり、ラーメンでよく使われるそうです。

枯節は熟成されたマイルドな味わいが特徴。
お蕎麦屋さんでよく使われるそうです。

板橋区新河岸にある創業80年超の老舗削り節メーカー・うつぼやさんで、#板橋大根ラーメン に使うカツオ節を選んできました！

本枯（ほんがれ）という高級カツオ節を使います！

良いカツオ節は叩いた時の音が違うそうです。 pic.twitter.com/gE0J09M0Bf

— いたばしTIMES (@itabashi_times) November 23, 2023

節類だけでも、うつぼやで扱う種類はこんなにあります！

鶏やイカも削り節があるんですね！

この場所でいろいろな節が削られていきます。

薄い花削りは町の商店でもお馴染みですが、厚削りと呼ばれる、字のまま厚く削るのは特別な機械じゃないと難しいそうです。

うつぼやの商品は基本的には業務用。

個人で購入するには、ネットショップ、もしくは和光市にあるグループ店「池田物産」をチェックしてみてください。

・うつぼやYahoo!ショッピング
・池田物産（和光市）

月〜金の10:00〜12:00、13:00〜15:00に直接会社を訪問して、購入したい旨を伝えると対応はしてくれるそうです。
（対応できない状況もあるので、おおらかな気持ちで行ってみてください）

板橋区にはいろいろな工場がありますが、こんなに歴史ある削り節工場があったんですね。

飲食店の方々には要チェックの工場だと思います。

ちなみに「うつぼや」という社名は、生き物の「うつぼ」ではなく、創業者の修業先が大阪の靱（うつぼ）であることに由来しているそうです。