【南町】日本文化と季節を大切にする和菓子店「梅香亭」に行ってきた!

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南町の老舗和菓子店「梅香亭(ばいかてい)」に行ってきました!

創業昭和33年(1958年)。

店舗は2023年にリニューアル。
ベビーカーや車椅子でも入りやすいよう改装したそう。
創業時に植えた「思いのまま」という品種の梅の木が、今もお店を見守っています。

「夢、思いのままに花開く」、そんなお店になるよう、伝統を大切にしながらも時代に合わせた和菓子を作っているそうです。

地図ではここ↓

板橋区南町16-5。

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お店に向かって左。
この先にマルエツ板橋南町店があります。
向かって右。
すぐそこの角を左に曲がると山手通りです。

要町駅からは徒歩10分です。

梅の木の下の石鉢にはメダカが。
訪問日は寒かったので、底の方にいました。
お餅の看板が出ていました。
一気にお正月気分になりますね。
現在、二代目の長沼哲也さんを中心に、初代の妻、孫の兄妹の3代でお店を切り盛りしているそう。

妹さんに色々とお話を聞かせていただきました。

広くなった店内では和菓子教室や、お茶と和菓子を楽しむ会「夜の和菓子屋」も開催しているとか。

夜の和菓子屋では、おばんざいやお酒が出ることもあるそうですよ。

鏡餅のコーナー(予約は終了しています)。

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立派な餅つき機の杵が飾ってありました。
団子は甘辛と餡の2種類。

次々とお客さんが来て、どんどんお団子を買っていきます。

むむ、これはぜひ買わねば。

定番のどらやき、季節を感じる栗鹿ノ子(くりかのこ)や枯露柿(ころがき)といった和菓子が並びます。
かわいい雪だるまに、大福も美味しそう〜。
百合根を使ったお餅は、蒸した百合根をこして、煉切(ねりきり)の生地と合わせて作っているとか。

百合根は滋養強壮にいいそうで、これは食べたら体が喜びそう!
外側が結晶化したお菓子「琥珀糖(こはくとう)」。

試食させていただきましたが、甘すぎず、カリシャリという咀嚼音も軽やかな逸品でした。
90歳になる初代の奥さんが丹精込めて作っている御赤飯。
これもぜひ食べたいですね!

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クリスマスや季節の花の煉切が並んでいました。
食べるのがもったいないほどの精巧なつくりです。

見えるでしょうか?
蜜柑(みかん)、皮がむけているところも表現されています。

お店の包装紙はクリーム色と青の2種類。
お店の包装紙は本で紹介されていました。
聖樹(クリスマスツリー)600円

美しいグラデーションで、雪がほんのり積もったもみの木に見えます。

星や紫・赤・黄色・ピンクの飾りまで、丁寧に作られていますね。

中身はこし餡。
抹茶と一緒にいただきたい、そんな上品な甘さが口に広がりました。
百合餅450円 
雪の結晶に、冬のキリッとした寒さが連想されますね。
こちらも中はこし餡。

口に入れると、ふわっと根菜の香りを感じました。

これは初めての味わいです。

生地はねっとりして、味は山芋を使う薯蕷(じょうよ)まんじゅうのような印象。

滋味深く、体に染み入るようなお菓子でした。

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餡団子(あんだんご)190円

あんの舌触りがとてもなめらかですね。

そて、団子が伸びる、伸びる、伸び〜る。

こんなにやわらかいのに、モチっと感もあってとても美味しいです。

甘辛団子190円。

琥珀(こはく)色が美しい甘辛だれ。

絶妙な甘辛加減で、たれだけでも食べたいくらいです。

焼いた香ばしさも加わって、これは万人が好きな味ですね!

御赤飯(200g)520円

ごま塩、たっぷりが嬉しいです。

お米1粒1粒がツヤツヤ、輝いています。

そのまま食べるとむちっとした食感が味わえ、レンジで温めるとふっくら軽やかになりました。

護国寺で開催される大きなお茶会のお菓子も作っているという梅香亭さん。

季節を感じにくくなっている今だからこそ、和菓子で季節を感じてほしいと、2週間ごとに少しずつラインナップを変えているそう。

それを楽しみにしている常連さんも多いのだとか。

いつ来ても新鮮な発見がある、そんな素敵なお店でした。

Store 店舗情報

店舗名

梅香亭(ばいかてい)

住所

板橋区南町16-5

営業時間 10:00~17:00 ※売り切れ次第閉店
定休日

火曜・水曜

リンク

※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。