赤塚の郷土資料館で第21回板橋区伝統工芸展「江戸手描友禅 寺澤森秋 ~時代を彩る染と技~」開催。2024年10月5日(土)から。

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赤塚の板橋区立郷土資料館で第21回板橋区伝統工芸展「江戸手描友禅 寺澤森秋 ~時代を彩る染と技~」が2024年10月5日(土)から開催されます。

第1期:10月5日(土)~10月27日(日)
第2期:10月29日(火)~11月17日(日)
第3期:11月19日(火)~12月8日(日)

(出典:以下画像は板橋区立郷土資料館公式サイト

友禅染は、絹地に模様を描き、染料で色挿しをしていく技法です。江戸時代に考案され、日本の装いを彩ってきました。

以降の引用文は板橋区立郷土資料館公式サイトより

会期中、一部展示替えで3期の開催です。

地図ではここ↓

板橋区赤塚5-35-25。

近くはないですが、最寄りは西高島平駅。
区立美術館や東京大仏の近くです。

※記事は下に続きます

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本展で紹介する寺澤森秋氏は、昭和21年(1946)に長野県長野市で生まれました。

10歳の時に友禅染の細かな糊画に魅了され、19歳で上京し、日本橋の「中央染芸」で修業を積みました。

26歳で独立し、板橋区弥生町に「弥生染芸」を設立して以降、数多くの作品を生み出してきました。

振袖「王朝のいろどり」 森秋工房所蔵
平成2年(1990)制作
第28回染芸展 染芸展大賞受賞

弟子時代には、昭和45年・46年の染芸展(青年部)に出品した作品が最高賞を受賞しました。

独立後も同コンクールの本組合に作品を出し続け、作風を研究し、受賞を重ねており、昭和58年・59年・61年・62年には最高賞を連続受賞しました。

振袖「竜宮城」 個人所蔵
平成6年(1994)制作

近年では、平成29年(2017)に「東京都優秀技能者(東京マイスター)」、令和元年(2019)に「卓越した技能者(現代の名工)」を受賞。

訪問着「清陰」 個人所蔵
昭和62年(1987)制作
第26回染芸展 中小企業庁長官賞受賞

令和4年には、業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を持つ方に授与される「黄綬褒章」を受章し、令和5年には「板橋区政功労者」として表彰されました。

また、友禅染の教室を開き、技術の継承にも尽力しています。

訪問着「山茶花の道」 森秋工房所蔵
昭和53年(1978)頃制作

美しく鮮やかな江戸手描友禅の世界。興味深いですね。

関連イベント

第21回板橋区伝統工芸展「江戸手描友禅 寺澤森秋 ~時代を彩る染と技~」の開催を記念して、関連イベントも開催されます。

講演会「友禅染の歴史-その技とデザイン-」
友禅の彩色バンダナづくり
ギャラリートーク(伝統工芸展)

詳細は公式サイトをチェックしてみてください。

イベント名 第21回板橋区伝統工芸展「江戸手描友禅 寺澤森秋 ~時代を彩る染と技~」
日にち 2024年10月5日(土)~12月8日(日)
時間 9:30~17:00
※入館は16:30まで
場所 郷土資料館
(板橋区赤塚5-35-25)
料金 無料
休館日 月曜日
ただし、10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館
10月15日(火)、11月5日(火)は休館
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