【二郎系→普通→二郎系→博多ラーメン】上板橋「つるや」が『鶴や』になった理由とは?

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上板橋の「ラーメンつるや」が二郎系としてオープンしたのは2019年12月のこと。

2022年7月には二郎系をやめて普通のラーメン店に。
原価、そしてエアコン問題による変化でした。

再び二郎系になったのは2023年秋。
競合の登場、二郎系復活を望むお客さんの声がきっかけ。

原価問題は売価を上げることにより解決、エアコン問題は肌寒い季節になったことで解決されてきました。

そして今回、

読者さんから「つるやが博多ラーメンのお店になってます」との情報がたくさん寄せられて、思わず吹きました。

読者さんから強めに背中を押された気がして訪問。
本当に博多ラーメン店になっています。

看板が新しくなり、店名も「つるや」→「鶴や」に変更。
(2024年9月13日リニューアルオープン)

店主さんの決意のようなものが感じられますね。

地図ではここ↓

板橋区常盤台4-30-2

※記事は下に続きます

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お店に向かって右。
上板橋駅北口方面に続きます。
向かって左。
富士見街道方面に続きます。
店内は以前と変わらず、カウンター席が一列に並んでいます。
券売機がタッチパネルに変わってました。

ラーメンの味は博多豚骨の一択。
限定ラーメンは今後増えていきそうな感じです。

替え玉1回無料!

麺の硬さは替え玉のみ変更OK。

明太ごはん、チャーシューごはんも要チェック。
テーブルセット。
博多ラーメンらしく、紅生姜やゴマも完備。

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ネギラーメン(1000円)
九条ねぎがてんこ盛り。
きくらげ。
チャーシューはふわふわタイプ。
脂がうまいです。
スープは博多らしく白濁。
コクがあってクリーミー。

スープは継ぎ足しではなく、毎回店舗で一から作っているとか。
(作るのに12時間かかるそうです)

だから臭みが全くないんですね。

博多といえばの細麺。

想像以上に正統派の美味しい博多ラーメン。
意外とこのタイプのお店って少ないんですよね。

替え玉無料とのことでお願いしました。
半玉でも注文できるのが嬉しいポイント。
この替え玉で満足度が跳ね上がります!
サービスで辛子高菜(60円)をいただきました。
食感と辛みがクセになりますね。

※記事は下に続きます

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でも、一体どうして二郎系→博多ラーメンに?

聞けばなんでも話してくれる店主さんに直球で聞いてきました。

一つは、提供スピード。

運営は基本店主さんのワンオペです。

二郎系とつけ麺や他の種類もやっていたので、注文が重なると麺の茹で時間がかなり長くなってしまう問題。

でも、博多ラーメンは圧倒的に速いんですね。

二つめは、原価の高騰。

特にお肉の値上がりがすごく、お肉を大量に使う二郎系はかなり厳しかったそうです。

また、競合の激化も。
二郎系の競合店舗が同じ地域に次々と出店。

確かに板橋区も他の地域でも二郎系はどんどん増えている印象ですね。

正統派の博多ラーメンを看板にしているお店はかなりレアらしく、店主さん自身が好きでもあるそうです。

そして、仕込みの負荷。

二郎系に加えて他の種類もやっていたので、客数の変化に対応できないことが多かったそうです。

博多ラーメンはスープの仕込みは大変だけど、それ以外の仕込みがほとんどないのだとか。(そういうスタイルに変えていったそうです)

最後に、なぜ店名を「つるや」→「鶴や」に変えたのか尋ねると・・・

今までいろいろやりすぎて、来店するお客さんが混乱してしまうので整理したかったから、と。

たしかに…。
ミスマッチを防ぐために店名を変える。なるほどなあ。

これだけ変化が激しいと、店主さんの思いつきや勢いで変えてるような印象を持ってしまうかも。

でも、理由を聞くと全て理にかなっていました。

店主さんも「急にやろうと決めたわけではなく、改善点を修正していった結果なんです」とのこと。

豪快な店主さんだけに誤解されることも多そうですが、常に試行錯誤をされてきての今なんですね。

読者さんから背中をゴリゴリに押されてお話を聞きにいってよかったです。

現場からは以上です!


※anさん、蒼さん、高野さん、読者さま、情報提供ありがとうございました!

Store 店舗情報

店舗名 博多ラーメン 鶴や
住所 板橋区常盤台4-30-2
営業時間 11:00〜14:30(L.O.)
18:00〜20:00(L.O.)
※日曜は昼のみ営業
定休日 月曜(臨時休業はXを要チェック)
リンク

※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。