下赤塚の不思議なお店「時空かんハローハッピー」に行ってきた。

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こんにちは。
編集長のちゅうぞうです。

下赤塚で不意打ちのように不思議なお店に出会いました。

自分の中のファンタジーが走り出し、抑えるよりも全開にして書いてみたいと思います。

歴史を感じるビルの2階。
駅近なのに喧騒を離れた感のある路地裏。

地図ではここ↓

板橋区赤塚新町 1-22-9 東上ビル2階。

※記事は下に続きます

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ビルに向かって右。
下赤塚駅南口が見えています。
向かって左。
川越街道が見えています。

駅と大通りの間にあるディープな一角。
(正面の石井歯科も味が出まくってますね)

雰囲気のある置物の中には「焼き鳥・コーヒー・音楽」の文字。

お店の名前は「時空かんハローハッピー」。

焼き鳥とコーヒー?時空間??

この看板に目が止まり、心がソワソワした時、すでに異空間に足を踏みれていたことにこの時はまだ気づいていませんでした。

意を決して2階へ。
入口を恐る恐る開けてみたら…
わ!
なんだここは…??
レトロで不思議なものがたくさん並んでいます。
喫茶店…?
どこもかしこも、天井に至るまでただ事じゃない空間。
時計がたくさんあるけど、指してる時刻はバラバラ。

まるで別の次元に時間旅行をしているような気になります。

※記事は下に続きます

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店主さんにお話も聞けました。

もともと成増でやっていたお店ですが、5年ほど前にこの場所に移転。
(写真は成増の時のお店の様子)

焼き鳥とお酒を提供する、いわば居酒屋。
でも居酒屋とは言い難い世界観を感じます。

まるで喫茶店みたいですねと伝えたら、
喫茶店だと思って来店する人も多いらしい。

喫茶店だと思えばそのように利用すればいい、そんなニュアンスのことを静かに優しく話してくれました。

メニュー。
ドリンクメニュー。
コーヒーもあります。
成増時代の注文カウンター。
お店のファンの方々が運んでくれて設置したそうです。

店主さんは元々下赤塚の人らしい。

漫画「ハロー張りネズミ」が下赤塚を舞台にしていたことから、ここの通りには「ハローハッピータウン」っていう名前があるのだとか。

だから店名が「ハローハッピー」なんですね。

時計の針の音がチクタク。
時折、ボーンと大きな音が鳴ります。

お店で思い思いの時間を過ごしてほしい、これらの時計と店名にはそんな思いが込められています。

レトロで不思議な置物は、多くがお客さんが持ってきたもの。

お店の雰囲気に合うからと、大切にしていた物を置いていくそうです。

それらの物を生かしたい。
それがこのお店の空気を作っているんですね。

なんて言えばいいんだろう。
バラバラのようでいて、どこか調和された世界観。

こちらは蓄音機。
100年近く前のもので、手でグルグルとハンドルを回すことで動きます。
古いシャンソンのレコードをかけてくれました。

なんとも言えない味のある音。
この空間にぴったりの音のように感じました。

「お店にはもう一つ入口があってね」と店主さん。

青と赤のランプが窓際に置いてあるのですが、これはここが空からの着陸地点であることを示すもの。
(実際に空港でそういう使い方をするらしい)

窓から入ってきた飛行機が滑走路(長テーブル)に降り立ち、そして絵の中にある風景へと続いていくそうです。

この空間にいるとそんな出来事が今にも起こりそうなほどに、自分の中のファンタジーが走り出します。

コーヒー(500円)

この日の豆はマンデリン。
丁寧に淹れてくれたのが伝わってくる美味しさ。


僕は正直喫茶店だと思って15時頃に来たのです。
でも、本当は居酒屋で17時からの営業。

たまたま早く来ていた店主さんが入れてくれました。

「出会うべくして出会ったんだね」と、その偶然を店主さんは笑ってくれました。

レトロでアートな空間、蓄音機から流れるシャンソン、不思議な言葉を優しい口調で話す店主さん。

自分の中のファンタジーを全開にして表現すると、

まるでジブリの物語の主人公になったような気分に浸れます。

この時空間をコーヒーで過ごすもよし、ウィスキーやワイン、ラム酒などを傾けながら焼き鳥を頬張るのも最高な気がします。

居酒屋とは言い難い、でも喫茶店とも違う。
「不思議なお店」と表現するのが、僕には一番しっくりきました。

Store 店舗情報

店舗名 時空かんハローハッピー
住所 板橋区赤塚新町 1-22-9 東上ビル2階
営業時間 17:00〜22:00
定休日 木曜
リンク

※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。