【志村三丁目】1950年創業のパン屋さん「三光堂」が2023年1月21日で閉店。73年の歴史に幕。

  • URLをコピーする
  • Xでシェアする
  • lineでシェアする
  • facebookでシェアする

志村三丁目駅ちかくにある1950年創業のパン屋さん「三光堂」が2023年1月21日で閉店しました。

この地のシンボル的存在、オレンジの外観。
実に73年にも及ぶ歴史に幕が降りました。

私が小学生の時から変わらぬ佇まいです。(編集部員コータ)

地図ではここ↓

板橋区坂下1-16-14。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

お店から向かって左、環八通りが近く、志村三丁目方面へ続きます。
向かって右、区立城北公園に続きます。
入口。
昭和レトロな雰囲気の店内が広がります。

外観同様、内観も変わらず、懐かしくあり嬉しくもあります。

レジ横のショーケースにはお菓子やケーキも並びます。
逆サイドから見てみると奥にはイートインスペースが。
イートインスペースはこんな感じ。

コチラも昭和レトロなイメージで統一されています。
この感じ、なんだかほっと落ち着きますね。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

この日は昼過ぎに行ったのですが遅すぎたようです。

商品棚を見てみると、ほぼ売り切れ状態でした。

奥の棚もこの通り、すごい人気です。
お店の方に聞いてみると、この日は特によく売れたみたい。

きっと長年のファンが買いに来てるのだと思います。

密かに目当てにしていた「板橋のいっぴん」は完売していました。

「カレーパン」食べられず残念・・・

入口とレジに閉店の挨拶が貼られています。

お話を伺うと、体調面でお店を続けていく事が難しくなられたようです。

「パンの売れ行きは順調なのに、こう言うことになり残念です」と言うことでした。

特別にパン工場も見せていただきました。

パンはお店での販売だけではなく、注文される物も多く閉店間際のこの日も忙しく稼働していました。

焼き上がりを待つパンたち。

キレイに成形されて熟練の技を感じます。

コチラはパン生地を作るマシンでしょうか?

お店と共に歩んできた歴史を感じます。

そして休まず動いていて、工場長のお話を聞きながら眺めていると、何だか胸が熱くなる思いでした。

※記事は下に続きます

※記事は下に続きます

お店を出る前に惣菜パンを買いました。

左からフランクフルトとメンチカツ。
ボリュームがあり見た目もキレイです。

断面を見てみると具もびっしり。

食べてみるとモチモチのパンにしっかり味のついた具が、一体となって口の中で広がります。とても美味しい!

丁寧に仕事をされているのが良くわかる仕上がりです。

小学生の時から食べてきたこの味が、もう食べられないと思うと寂しくなります。

73年も営業していたパン屋さん。
同じ思いの方も多いのではないのでしょうか。


※Sさん、まりもさん、たかちゃんさん、読者さま、情報提供ありがとうございました。