「死んだら海にまいてくれ…」海洋散骨ってどうやるの?創業80年大山の葬儀社・高根商店さんに聞いてきた【PR】

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「死んだら私の骨は海にまいてくれ...」

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そんな映画のような言葉、意外と現実でも増えてきています。

海洋散骨をした有名人を例にとれば、
・石原裕次郎
・勝新太郎
・横山やすし
・立川談志
・安岡力也
・アインシュタイン
・ガンジー
など、多くの方が海洋散骨をされています。

理由は「海に眠りたい」という故人の遺志や、「お墓を継ぐ人がいない」など墓じまい、お墓を作らないと考えている方など様々です。


でも、実際に海洋散骨をしようと思ったら、どうしたらいいんだろう...?

今回は、創業80年の老舗葬儀社・大山の高根商店さんにお話を聞いてきました。


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飯嶋 崇泰(いいじま たかひろ)さん

株式会社高根商店 専務。一級葬祭ディレクター。
父の友人(現3代目)が運営する高根商店で実務を切り盛りしている。4代目になる予定。
元柔道部。


高根商店

板橋区大山町19-2
03-3956-4949

受付時間:WEB・電話ともに24時間・365日
WEBからの問い合わせはこちら

はなホール(自社斎場)
板橋区弥生町2-7

公式サイトはこちら



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高根商店さん。川越街道沿いにあります。

地図ではここ↓


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ビルの袖看板には大きく「葬儀 高根商店」と書いてあります。

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向かって左は、近くにハッピーロードの川越街道側の入り口があります。

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「こんにちは~」
おそるおそるドアを開けると...

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飯嶋さんが笑顔で出迎えてくれます。
話しやすそうな人でよかった(笑)



【海洋散骨の費用は?どこでできるの?】


― 海洋散骨の需要ってあるんですか?

飯嶋さん: パンフレットを置いていますが、けっこう減りが早いです。
最近は相談に来る方も増えてますね。



― 実施する人も多いんですか?

飯嶋さん: 相談に来店された方の1/3ぐらいの方が実施されてるようです。



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― 費用ってどのぐらいかかるんですか?

飯嶋さん: ご案内しているのは3パターンあります。

◆家族(個人)散骨
クルーザーを一隻貸切って行う。他のご遺族様との同乗はありません。
22万円~(税別)

◆合同散骨
ご遺骨一体につきご遺族様2名乗船でき、乗り合いで行う。
12万円(税別)

◆代行(委託)散骨
ご遺族様は乗船せずに、スタッフがご遺族様に代わって行う。お写真にてご報告。合同散骨と同時に行う。
5万円(税別)

※お骨をパウダーにする料金が別途3万円(税別)かかります。




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― 価格を見ると一気に現実感でますね(笑)。一番人気があるのはどのプランですか?

飯嶋さん: 合同か代行が多いですね。チャーターして行う家族散骨はほとんどないです。



― え!映画をイメージすると、家族散骨やってる印象なんですけど...

飯嶋さん: 映画だとそうですよね(笑)
時代背景だと思いますが、故人とつながりのある方がいない、子どもがいない、となると委託になるケースが多くなります。
散骨を頼む相手が故人の子じゃないと、「一緒に行かなくてもいいかな...」という声も聞きます。



― 特定の海に散骨することはできるんですか?

飯嶋さん: 関東近県であれば、ある程度指定することはできます。

海外でも散骨はできつつあります。(ハワイなど)
ただ、お骨をパウダーにしたり、水溶性の紙袋を用意したり、各証明書の用意など手続きには手間がかかるようです。

対応エリア外になると、手配はできないですね。



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― 自分の好きな場所にいって勝手に散骨したらまずいんですか?

飯嶋さん: 法的には、土地の所有者の許可が必要になります。




【海洋散骨の内容】


― 散骨時にはどんなことをするんですか?

飯嶋さん: お清めのお酒をまいたり、お花をまいたり、自然にかえるようなものだったら基本はまけますよ。



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― お骨をまくときはどんな風に行うんですか?

飯嶋さん: 紙の袋に粉骨をつめて海に流します。
紙は水溶性のものを使います。



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― 風に乗ってふわっとまく感じではないんですか?

飯嶋さん: まくっていうよりは、流すっていう方が近いですね。



― 映画みたいにまきたいって人はいないんですか?

飯嶋さん: まく行為が必ずしも美しくないからでしょうか。風に押し戻されたり...。
流すことが一番おさまりがいいようですよ。



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― 散骨後にお食事したりもできますか?

飯嶋さん: 基本料金では、船に乗って散骨して帰ってくるまで。
お食事は、家族散骨(一隻チャーター)の場合のみ、オプションでつけることが可能です。
セレモニーの清めの酒とお花は基本料金に含まれています。



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【海洋散骨する上で知っておきたいリスク】


― 海洋散骨する前に知っておいた方がいいリスクって何がありますか?

飯嶋さん: お骨はまいてしまうと戻ってこないので、じっくり考えないと後で後悔することになります。



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飯嶋さん: 親族の方々との相談はしておいた方がいいですね。
気持ちが盛り上がってすぐに申し込むと、後でトラブルになるケースもあります。

土に帰るのにわざわざ粉骨するなんて、という考え方も根強く残っているので...。
ましてや海にまくなんて、と思われる方もいるでしょう。

皆さまでゆっくり話し合ってください。



― 海洋散骨の実施で迷ってる方へアドバイスすることはありますか?

飯嶋さん: 場合によっては、お骨を半分にするご提案もしています。
半分はお墓に、半分は散骨するというパターンですね。



― なるほど!それなら残せるし、散骨もできますね!

飯嶋さん: どちらの気持ちも汲むという形。

亡くなってお骨になって、かなり期間が開いてから散骨に踏み切る方が多いです。
その間によくよく検討されてから実施されていますね。




海洋散骨ってどうなの?


― 実際に海洋散骨した方々は満足されているのでしょうか?

飯嶋さん: 実施した方に「どうでした?」と聞くことはできないので、あくまで同行した私の感想になりますが......

心の区切りがつくなと思いました。

手元にお骨があると、なかなか心に区切りをつけづらい場合も多いと思います。
散骨して手元からお骨がなくなると、「海に眠っているんだな」と心の落ちどころを持っていけるのではないでしょうか。

お骨をまくとお墓参りには行かないけど、海に行ったら手を合わせようかとなるそうですよ。



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大山の葬儀社・高根商店の想い


WEB上で葬儀の自動見積ができる「セルフプランニング」、祭壇料で貯められる「T-POINT」の導入など老舗ながら、常に革新に取り組む高根商店さんの想いをお聞きしました。



― 高根商店では、どんなことにこだわりを持って運営されているんですか?

飯嶋さん: ご家族がやりたいようにやってあげたい、ご家族が納得できる葬儀を提供したい。
現代表(3代目)も私もここにこだわっています。

以前は、葬儀の選択肢があまりなかった。
できるだけ選択肢を増やしてあげることが、ご家族のニーズに応えることになると考えています。



― 葬儀費用が自動計算できる「セルフプランニング」もそのような想いから生まれたのでしょうか?

飯嶋さん: 昔の葬儀屋さんっていわばセット価格だけで、何にいくらかかったなど費用の内訳に関しては不透明でした。

でも、ご家族から葬儀屋さんには内訳を聞くことってなかなかできませんよね。

費用の内訳をクリアにして、葬儀業者への不安・不満を取り除きたいと思って具体化したのが「セルフプランニング」です。


セルフプランニング
セルフプランニングの入力画面。希望の内容を選択していくことで自動で見積もりができる。


飯嶋さん:セルフプランニングを考案した現代表(3代目)はよく言っています。
必ずしもうちに来なくてもいい。

自分で作ったセルフプランニングを持って、地元の葬儀屋さんに行けば、予算とニーズに近い形で葬儀ができるだろうと。
相見積もりの材料にしてもいい、と。

ご家族の気持ちにより近づこうとして考えたやり方なのです。



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― 板橋の人たちへメッセージをどうぞ。

飯嶋さん: 葬儀の内容が多様化した今ではその分だけ疑問をお持ちの方が増えています。
(自身が思う葬儀の考え方ややり方が仏事に反してないのか?等)

できれば亡くなる前に相談していただけたら、と思っています。

葬儀に対する不安が頭をよぎりながら看病している方も多いのではないでしょうか。

昔は亡くなってもいないのに相談にいくのは縁起が悪いと言われていた時代もありました。
でも今は安心の方が大事で、葬儀屋に話をしてあるからという気持ちが安心につながります。

私たちが葬儀の具体的なお話をすることで、看病に集中できたら大変うれしく思います。




さいごに


実際の海洋散骨ってロマンチシズムとリアリズムのせめぎ合いみたいなところがありますよね(笑)

海水浴で遊びに行くときに、海を見て亡くなった方を思い出す。
そんな光景をイメージすると、とても素敵なことのように思えます。

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創業80年の老舗だからこそ、高根商店さんは”今”のニーズに対して敏感なのだと感じました。
自分らしく生きやすくなったこの時代、まずは希望することを気軽に相談してみてはいかがでしょうか。


高根商店

板橋区大山町19-2
03-3956-4949

受付時間:WEB・電話ともに24時間・365日
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板橋区弥生町2-7

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