上板橋南口の「パン工房・喫茶イクトス」に行ってきた。

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上板橋南口の「パン工房・喫茶イクトス」に行ってきました。

オープンは、2003年。
20年以上の歴史があるパン工房です。

社会福祉法人むくどりの運営する障害者支援施設「イクトスマイム」に併設しており、地域交流の場として地元で愛されています。

地図ではここ↓

板橋区桜川2-28-12

上板橋駅からは川越街道を渡って、徒歩8分ほど。

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お店に向かって右。
真っすぐに進むと、東新町方面へ向かう川越街道に出ます。
お店に向かって左。上板橋南口銀座商店街の方へ。

近くには「レッドロブスター」や「上板橋健康福祉センター」があります。
施設の受付とは入口が異なります。

外から見える喫茶コーナー側に沿っていくと、入口があります。
入口すぐ右手側にはレジ。

置くには座席とテーブルがぐるっと設置されています。
パンは中央のテーブルにまとまって置かれています。
座席は区切られることなく、すべてつながっています。

まさしく交流の場! という雰囲気です。
柱の奥には、椅子が2脚ありました。
支払は現金のみです。

パンの予約もできるので、少し多めに買いたいという時には予約しておくのがよさそう。

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レジの横には、イベント情報や小物などの販売も行われています。
定番商品は入口向きに置かれていました。

おやつパンからごはんになるものまで、種類はたくさん。
ひとつひとつ、どんなパンなのかという説明や価格が丁寧に書かれています。

おすすめを聞いてみると、「ダッチ」のファンは多いかな、とのこと。
フランスパンや食パンといった、日常に欠かせないパンも。

食パンは1斤にしてもらうことや、好きな枚数にカットしてもらうこともできます。
商品札の色が違うものは、季節限定の商品です。
ポテトやりんご、ナッツなど、秋めいた商品が多数並んでいます。
季節ごとにどんな商品が出てくるのか、何度来ても自分好みのパンを探す楽しみがありますね。
店の入り口には季節限定商品の一覧も貼ってあります。

こちらも丁寧な説明が書かれているので、じっくりと悩むにはおすすめ。

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写真左上、「ダッチ」(店内:204円/テイクアウト:220円)以下同様
写真真ん中上、「クリームコロネ」(186円/200円)
写真右上、「食パン(1斤)」(297円/322円)
写真下、「メープルナッツデニッシュ」(334円/360円)
お店の方が「食パンは本当に美味しいですよ!」とおすすめしてくれたので、まずは食パンから。

袋を開けた途端に、ふわっと優しい香りが鼻に届きました。
手でちぎってみると、ふわふわな感触です。

小麦の味も甘みも強くないのに、言葉にできない深みを感じます。本当に不思議な旨みを「なんだろう」と考えているうちに、1枚を食べきりました。

これが毎朝食卓にあったら幸せだ、と思う味わいです。
一見、シュークリームのような見た目ですが、外側はフランスパンの生地でできていて、持つとしっかりとしていますが、食べやすい固さです。
小さく角切りにされたチーズの塩気と、やや歯ごたえのある生地は、抜群のコンビ力を発揮!

このパンにファンが多いのもうなずける美味しさ。

チーズが好きな我が子たちも、奪い合うようにおねだりしていました。
限定商品の「メープルナッツデニッシュ」は、ゴロっとしたカシューナッツ・くるみ・アーモンドの3種類のナッツの存在感が大きいです。
しっかりと層が重なっており、真ん中に収まっているアーモンドクリームは大人びた甘さ。

デニッシュのしっとりとした生地とカリカリのナッツの食感、コーヒーや紅茶と一緒に午後のおやつタイムに食べたいです。

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定番メニューにチョココロネはありますが、こちらは季節限定のコロネです。

入口にはぎっしりとナッツが詰められていて、ツヤツヤしています。
「先までぎっしりクリームが入ってますよ~」との店員さん情報があったので、まずは先の方を割ってみました。

教えてもらった通り、先までしっかりとクリームが!
先っぽを確認してから包丁で切ってみると、ミチミチにクリームが詰まっています。

カスタードクリームには生クリームが入っていて、とろとろです。

程よい甘さのクリームがふわふわのパンに包まれており、優しい気持ちになれました。
キッチンの棚には、金谷ホテルのピーナッツクリームやコーヒースプレッドが置いてありました。

実は、イクトスのパン工房は、金谷ホテルベーカリーと同じ素材・レシピで作られているのです!
社会福祉法人むくどりの理事長を務めているのが、金谷ホテルベーカリーの現社長。

そのつながりから、イクトスでは金谷ホテルベーカリーから素材の仕入れと指導を受けています。

金谷ホテルベーカリーの公式サイトでも、販売店として「イクトス」が載っています。
開設当初に作っていたのは食パン、オレンジマーブル、クロワッサンといった3種類だけだったそうです。

今では定番も季節限定品も豊富になったパンのメニュー。

しっかりとした衛生管理の下作られており、保存料などを使っていないため、お子さんとも安心して食べることができます。
カフェの中は季節ごとの飾りつけをされていて、利用者さんの描いた絵なども貼られていました。

窓側も飾り付けられているため、外を通りかかる人の目も楽しませてくれています。
草創期のキリスト教の象徴となっていた「イクトス(ギリシャ語で魚)」が施設の名前とシンボルマークとして使われています。

金谷ベーカリーホテルのパンを気軽に味わえることが嬉しいパン工房。

それ以上に、お話を聞かせてくれたスタッフの皆さんがとても温かいことに、20年も地域で愛されてきた理由がわかった気がしました。

Store 店舗情報

店舗名 パン工房・喫茶イクトス
住所 板橋区桜川2-28-12
営業時間 10:30~16:30
定休日 土曜・日曜・祝日
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※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。