板橋の東京美術紙工協業組合「一日製本職人」体験プログラムがスタートしてる

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板橋の東京美術紙工協業組合で「一日製本職人」体験プログラムの提供がスタートしています。

(以下画像出典:PR TIMES

これまで自社工場内で業界内向けに開催していた製本研修を、2025年3月より、「一日製本職人」として入門から上級まで計4グレードに再構成オンライン要素も採り入れて

本作りを学びたいすべての人に向けてリリース致します。

以下引用 PR TIMESより

東京美術紙工協業組合(以下、東京美術紙工)の自社工場は荒川沿いにあります。

地図ではここ↓

板橋区舟渡3-28-19。
浮間舟渡駅から歩いて約15分。

志村坂上駅からバスを使って舟渡町下車だと徒歩約6分。

※記事は下に続きます

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戸田橋のたもとに「tobi」と表示された工場施設があります。

今回開発されたプログラムは入門・初級・中級・上級の4つ。

開催場所の「現地」はイベント会場や職場など、「当社」は舟渡の自社工場。

リモートとあるのが、オンライン対応となっています。

入門 KURUMIコース

誰でも簡単に製本の仕組みを知って体験できる入門コースで、対象は3才の子どもからシニアまで。

製本キットKURUMIの完成品例です。
ショッピングモールでの製本キットを使用したワークショップ風景です。

これまでイベント会場への指導役スタッフの派遣が基本でしたが、オンラインでライブ配信するサポート環境ができたとのこと。

ニューヨークでの製本ワークショップ風景。

国内にとどまらずニューヨークなどでも多数採用(海外では特許も取得)されている自社販売の製本キットを使用します。

初級 KurumiPROコース

本の中身から自分で作る体験をおりまぜたコースで、小学生以上が対象です。

複数ページを1面に割付ける印刷工程の面付の疑似体験ができます。
リモートではバーチャル製本工場見学が提供されます。

※記事は下に続きます

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中級 TAKUMIコース

中学生以上が対象で、現地工場見学もしくはリモートでのバーチャル見学があります。

講座内での実作に使用する文庫版上製製本キットTAKUMIです。

リモート会場や職場・自宅でも制作できるよう、必要ツールをすべてセットして提供されます。

普段見ることができない機械の内部まで記録した動画によるバーチャルツアーが用意されます。

リアル会場開催の場合は、実際の製本機械が稼働している製本工場を見学できます。

上級 一日製本職人コース

機械製本の工場現場を見ながら、職人が実際に行なっている手製本方法を1日かけて体験するコースです。

講座内手製本パートで実作する四六判丸背上製本。
リアル工場見学の様子です。

スピンチャーム(製造工程で出る廃棄物をリサイクルしたパーツ)の情報が東京美術紙工公式インスタグラムに投稿されていました。

昨年は池袋の東武百貨店にある伊東屋など、いろんなところでKurumi体験イベントをやってたみたいです。

YouTube公式チャンネルに図書館向けの案内ビデオが掲載されています。

(長さ:1分49秒)

製本業は東京近郊に大半が集中している特殊な業界でありますが、製本工場とは縁遠いような全国各地津々浦々の方々にも晴れて製本の面白さを疑似体感いただけることになりました。

広く本好きの皆様に、特にこれから知的・情緒的な側面を育んでゆく若年層に本づくりの現場の一端に触れることで人類の知の遺産に親しんでいただくきっかけとなります事、祈念して止みません。

今回の「一日製本職人」コースは団体での申し込みから順次スタートしています。

東京美術紙工の商品販売サイトに、一日製本職人についてのくわしい情報がのっていますので、興味のある人はそちらものぞいてみてください。
こちら

プレスリリース(PR TIMES)

東京美術紙工協業組合