こんにちは。
編集長のちゅうぞうです。
往年の珍珍珍ファンにこの情報が届いてほしい気持ちと、個人的な思い出が記事後半であふれ過ぎてしまったので、最初に名前を名乗っておきます。

昭和の終わり頃に誕生し、一世を風靡した昔ながらのラーメンチェーン。
この「高島通り店」はその最後の店舗です。
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高島通り店としては21年間営業されていたんですね。
地図ではここ↓
板橋区坂下2-30-17。

蓮根駅方面に続きます。

中山道(17号)が近いです。


名物・トンコクラーメン、江戸だしラーメンの2枚看板。
それに担々麺や味噌ラーメン、白そば・赤そば・黒そばなどもあります。




黒胡椒、ニンニク、醤油、酢、ラー油、唐辛子。
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豚骨ラーメンならぬ、「トンコクラーメン」という独特のネーミング。
珍珍珍を昔から知る人にはたまらない響きがあると思います。


毎朝アク抜きをしたスープを長年継ぎ足し、刻まれてきた歴史とコク。

でも、それとも違う個性なんですよね。
食べてる間、思わず思い出があふれてきてしまう味。
このトンコクラーメンを食べられるのはこれで最後かと思うと、言葉にできないものがあります。


町中華のようなお皿もいい味出してます。
キムチも付いてくるのが嬉しい。

餃子⇄ご飯⇄ラーメン、時々キムチの反復横跳びを楽しめます!
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(いたばしTIMESの読者さんでした笑)
元々、護国寺で珍珍珍を始めた店主さん。
その後、江戸川橋への移転を経て、この蓮根に出店したそうです。

昭和の終わり頃、僕が小学生だった時、ラーメン好きの父に要町の「珍珍珍」に連れていったもらったことを今も覚えています。
当時はまだ豚骨ラーメンが一般的ではなく、東京での流行り始め。
自分にとって初めての豚骨ラーメンが、珍珍珍のトンコクラーメンでした。

子ども心に、なんて美味しいのだろうと衝撃を受けました。
おかげで、自分の中で豚骨ラーメンのことを「トンコクラーメン」とそこそこ大きくなるまで呼んでいました笑。

なるほどなあ、人にもお店にも歴史ありだなあ。

数年前に亡くなった父との思い出。
あの頃の父に年齢が追いつき、今は自分が息子をラーメン屋に連れていっていることに巡る時代を感じます。

「俺が一番寂しいよ」と店主さん。
その言葉には、なんとも言えない優しみが入り混じっていたような。
閉店する理由は「俺も歳だから」と。
コロナ、インフレ、いろいろ重なり、本当に苦労をされてきたことを飾らない言葉で教えてくれました。

時代なんでしょうね。
全盛期には国内で数十店舗、海外にまで広がった「珍珍珍」最後のお店の閉店。
地域の方はもちろん、往年の珍珍珍ファンの人たちに届いたら嬉しいです。
※おまさん、ほぅさん、なす国コーヒーさん、読者さま、情報提供ありがとうございました。
店舗情報
店舗名 | 珍珍珍(さんちん)高島通り店 |
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住所 | 板橋区坂下2-30-17 |
営業時間 | 月〜土 11:00〜23:00 日・祝 11:00〜21:00 |
定休日 | なし |
リンク | |
閉店日 | 2025年3月30日(日)19:00 ※状況により変更になる(早くなる)可能性もあると思います。 |
※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。