中板橋で話題沸騰中の『うおづや』店長の西田さんにいろいろ聞いてきた。

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中板橋で11/10(木)のオープン以来、連日満席が続く富山県魚津市のアンテナショップ・産直食堂『うおづや』。

いたばしTIMESでも先日記事にしています。

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中板橋『うおづや』11/10(木)に新規オープン!お昼ご膳「松」を食べてきた。


今回は『うおづや』の店長兼料理長・西田寛(かん)さんにお話を伺いました。

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地図ではここ↓

住所は板橋区中板橋14-11です。

お店に向かって右は中板橋駅の踏切へ続きます↓
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その反対側は石神井川・中根橋へと続きます↓
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店長の西田さんってどんな人?


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― 西田さんって何歳なんですか?

西田さん: 35歳です。あ、髪の毛ボサボサですみません。



― 出身ってどちらなんですか?

西田さん: 生まれは大阪で、東京育ちです。



― 趣味って聞いてもいいですか?

西田さん: フットサルと登山です。



― なんで「うおづ屋」で店長をやることになったんですか?

西田さん: 中板橋商店街の方から商店街の取り組みでこういうお店をやるって聞いて、やってみないか?という話が僕に来た感じですね。



― このあたりで働いてたんですか?

西田さん: いえ、下北沢の焼き鳥屋で働いてました。中板橋にあるお店とつながりがあったから僕のとこまで話がきたんです。
その頃は焼き鳥屋で独立しようと思って、物件を探している時期だったんですよ。



― 店長やるか迷いました?

西田さん: んー、迷いましたね。普通に(笑)

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魚津ってどんなところ?


― 店長をやることになって、魚津市に修行に行かれたとか?

西田さん: 創業100年の、懐石料理も提供している魚津の「海風亭」というお店で半年間学んできました。


海風亭って「美味しんぼ」に載ってる!
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(出典:海風亭公式HP)

海原雄山が至高のメニューとして海風亭の料理を紹介してるし!
「美味しんぼ」世代にとってはたまらなくすごい...。



― そんなに老舗の有名店って職人さんのすごい厳しいイメージあるんですけど?

西田さん: いや、そんなことないですよ(笑)
アットホームな雰囲気でしたね。すごくよくしてもらいました。

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― 魚津ってどんな土地ですか?

西田さん: 田舎です(笑)
山があって海があって、人が温かい。
山と海が近いんですよ。直線距離にして20kmぐらい。



― 魚津での思い出って何かありますか?

西田さん: とにかく忙しい(笑)

8月に魚津の「たてもん祭り」に参加したんですけど、”たてもん”の下がそりになってて、これを皆で押すんですよ。
めっちゃ重いんです。鼻血出るかと思いました。
これがガーって回るんです。
店内に”たてもん祭り”の展示がしてあるんで、見ていってください。

店内にある魚津たてもん祭りの展示↓
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たてもん祭り

たいこや笛の囃子を鳴らし、はっぴ姿の若者の力によって三角形の船形万燈を豪快に曳き回すお祭りです。

引き手も観客も一緒になって熱狂できる様はまさに魚津の夏の風物詩!

豊漁と航海安全を祈願して贄(供え物)を神前に供え捧げたてまつるという言葉からきている「たてもん」は、高さ約16mもある大柱に、90余りの提灯を三角形につるし下げ、長さ10m、総重量5トンもあるそり台に立て、魚津海岸沿いから諏訪神社境内へ曳き回されます。

何百という美しい提灯のあかりが夜空を彩る様は感動!
町内の老若男女みんなが参加し熱狂する、魚津の郷土行事です。

(とやま観光ナビより)






うおづやについて



― 「うおづや」のこだわりのこだわりポイント教えてください

西田さん: やっぱり魚津の食材ですね。お米だったり、野菜だったり。



― 魚津から直送している食材って毎日くるんですか?

西田さん: そうです。毎日きます。その日獲れたものが翌日にお店に届きます。
届いた食材をみて、その日の料理を決めるので基本日替わりなんです。


墨作り↓
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間違いなく日本酒がほしくなるでしょう(笑)



― 西田さん個人のオススメを教えてもらえますか?

西田さん: 「げんげ」ですね。”幻魚”って書くんですけど、その唐揚げです。
東京だとなかなか食べれないと思います。
夜のメニューなんでランチにはないんですけど。
あとは「ばい飯」ですね。

「ゲンゲ」ってどんな魚?

富山湾の水深200~600mほどに棲む深海魚です。

体長20センチほどで細長く、身は白く透明感があります。全身がヌルヌルとした分厚いゼラチン質で覆われおり、身は適度な脂がのっており、漁村では昔から味噌汁の具や吸い物の種として使われていました。

また、干したものを軽く炙れば酒肴として最適と評価が高まっています。

(海風亭公式HPより)



ランチで提供されているばい貝の釜飯↓
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― 運営していて大変なのってどんなところですか?

西田さん: 料理に時間がかかるところ。人の流れが読めないところですね。



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― いつも満席なイメージありますけど?

西田さん: 席はゆったり使ってもらってるし、時間制もとってないですからね。



― 慣れてきたら、つめて座る感じになるんですかね?

西田さん: いや、それはないです。ゆったり食事してほしいと思ってるんで。
ゆったり、ゆっくり、たっぷり、のんびり(笑)


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― 満席が続いてますけど、予約はできるんですか?

西田さん: 夜は予約できますよ。ランチはちょっと厳しいですけど。


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これからの「うおづや」


― 地域との連携企画もあるって聞いたんですけど?

西田さん: 隣接するデイサービスに食事を提供する予定です。
もともと商店街の地域の活性化、空き店舗開発を目的としていますので。



― アンテナショップとしての役割はこれからですか?

西田さん: 12月末ぐらいに間に合えばいいなかなって魚津の方たちと話してるんですけど、まだなんとも言えない状況で...。

1月には展示スペースにもっとモノを増やしていきたいです。
今は醤油だけしか販売してないんですけど。魚津の漆器だったり、乾物の食材だったりを置いていく予定です。


店内に展示されている魚津のパンフレットや本↓
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― 板橋の人たちにメッセージをどうぞー!

西田さん: 魚津の食材を堪能してほしいです。
魚津の食材を通して魚津をしってもらいたい。魚津を知らない人も多いので、まずは興味もってもらえたら嬉しいですね。

お昼ご膳「松」↓
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西田さん: あー!あと魚津市出身の人がいたら1回来てほしいです。
富山県出身の方は見えましたが、魚津市出身の人はまだですねー。

言っても半年間しか魚津にいなかったので、魚津にはもっとこういうのあるよーとか、住んでる人たちの情報にはかなわないので、いろいろ教えてほしいです。

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さいごに


いかがでしたでしょうか。

西田店長のぶっこぬき特集号のような形でお送りしました(笑)

魚津のことって正直何もしりませんでしたが、なんだかすごく親近感わいてきますね。
新鮮な魚津の食材が板橋で食べられる奇跡…。

とりあえず海原雄山の至高のメニュー、「幻魚」(げんげ)が気になって仕方がありません。

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※西田さん、スタッフの皆さん、お忙しい中ありがとうございました!

うおづや

板橋区中板橋14-11
03-6751-4677

営業時間:
[月~金] 11:30~13:30(L.O.13:00)、17:00~23:00(L.O.22:00)
[土日祝] 16:00~23:00(L.O.22:00)
※土日祝はランチ休み

定休日: 2016年11月は木曜定休 ※12月以降は不定休らしい

禁煙・喫煙: 終日禁煙

席数:31席