氷川町にある本当に隠れた老舗直売所「中島海苔店」に行ってきた。

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氷川町にある本当に隠れた老舗直売所「中島海苔店」に行ってきました。

開業されたのは昭和25年(1950年)。
創業75年の老舗です。

千円札の人物が聖徳太子だった頃だと考えると歴史がありますね。

地図ではここ↓

板橋区氷川町27-12

※記事は下に続きます

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お店に向かって右。
豊島病院へと続きます。お店の向かい側は旧板橋第九小学校。
向かって左。
まっすぐ進むと板橋第三中学校、中山道(17号)へと続きます。
お店に近づいてみると、、
謎解きのような張り紙が!

(※謎解きではないので普通に進んで下さい)
わくわくドキドキしながら右奥へ。
あっさりと入口を発見。
海苔メニューも見つけました。
いたばしPayも使えます。
建物の中に入ってみると目の前に入口らしきドアが。
「入口のインターホンを押して下さい」の貼り紙が2つ!

インターホンを2回押すと開く??
やはり謎解き感がします。笑
再び建物を出てみると右側にインターホン発見。
どう見ても中島海苔店に間違いなさそう。

恐る恐る1回押してみると応答してくれました!

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無事、中に入ると大きな機械が。
直売所なのでここで海苔の製造と販売も行っています。
商品は2種類の焼き海苔のみ。
海苔の数え方は「帖」で表すんですね。

1帖で10枚入りとなっています。
店主さんのお話を伺いました。

ご主人のお父様が昭和25年にこの地で海苔屋を始めたそうで、昔は乾物屋さんとして店舗を構えていたのですが焼き海苔業に専念する為、今の形に。

先代の実家は千葉県木更津市にある100年以上の歴史を持つ海苔屋で、そこで働いたのち分家として独り立ちしたのだそうです。

売れる分しか作り置きせず、いつも焼きたての新鮮な海苔を食べられる事がお店のこだわり。

量販店の海苔とは違い、海苔そのものの風味を楽しんでもらいたいとの事でした。
焼きのり「青(全型)」(324円 1帖入り)

早速買ってきました。
この大きさの海苔が10枚入っています。
これを8頭分するとお店などに売っている焼き海苔の大きさになります。

こちらの海苔はご飯に乗せたり、おにぎりに巻いて食べるのがオススメだそうです!
8分の1サイズ。
まずはそのまま食べてみると歯ごたえもあってパリパリ。

海苔の密度も感じ、なめらかさと磯の味が口の中に残ります。
おにぎりに巻いてみました。
キムタク持ちだと、こう。

海苔のパリパリ感と、ほかほか白米が口の中で一体化して良いバランス。

途中、お米の熱気で海苔がしんなりとして昔ながらの握り飯のように。

パリパリとしんなりの2つの顔が楽しめます!

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焼きのり「波紺(全型)」(756円 1帖入り)

名前の通り紺が波打っています。
店主さんによると、こちらはより海苔の香りや、風味、甘みを感じるそう。

そのまま食べるのはもちろん、おつまみとしてチーズに巻いたり、ちょこっと醤油につけたりなど色々な食べ方がオススメ!
まずはそのままで。
「青」より海苔のパリパリ感が強く、磯の風味と海苔の甘みを感じます。
醤油にちょこんと。
海苔の香りに醤油の塩味が加わり絶妙にマッチします。
ベビーチーズに、、
海苔、巻いちゃいました。

海苔の後味も良くチーズがより高級なおつまみに生まれ変わります!
ワインや日本酒にも合いそう。

個人的に一番好きな食べ方かも知れません。
こちらは俵型でおにぎりに巻いてみました。
キムタク持ちもしやすいです。

こっちも美味しい!

ただ口の中に主役と主役がいるようで、おにぎりには「青」の方がより合う印象。
2種類を比べるとこんな感じ。

左が「波紺」、右が「青」。
直売所が奥まっている為、この幟(のぼり)が目印。

豊島病院から帰り途中の人や、向かいのバス停から幟に気づいて買いに来てくれる人が多いそうです。

2年ぐらい前には貿易関係の人から「サウジアラビアに送りませんか?」という誘いもあったそうですが、地元の人を中心に海苔を届けたいという思いで断ったのだとか。

焼き海苔片手に、海のない板橋で磯の香りと夏の風情を感じてみるのも良いですね。

※イツキシーノオーヴァさん、読者さま、情報提供ありがとうございました!

Store 店舗情報

店舗名 中島海苔店
住所 板橋区氷川町27-12
営業時間 9:00〜17:00(月・火・水・木・金)
9:00〜15:00(土)
定休日 日曜

※記事の内容は取材時のものです。最新情報はお店で直接、または公式情報でご確認ください。