いたばしTIMESのコラム企画「オレに書かせろ!」

板橋の”食”に関わる人たちが、その人のスタイルと言葉でお店のこと、板橋のこと、自分のことを発信します。

これまでの記事はこちら



こんにちは。
都営三田線の本蓮沼駅前、国道17号沿いにて「中仙酒場 串屋さぶろく」を営んでおります、長岡雅也と申します。

さてさて、今回はわたしに気付きを与えてくれたお客様との話です。


saburoku_out_05
中仙酒場 串屋さぶろく


それは大雨の日でした。
鮨屋で板前修業に入って、3ヶ月経った夏の日。

出前に行くのが新しく入った小僧の役割でしたので、当たり前のように毎日出前に行きます。

さすがに方向音痴のわたしでも地図が頭の中にバッチリ入るくらい、それはもう毎日たくさんのお客様に美味しいお鮨を配達します。


000


店を出て5分もしないところに大きな坂があります。

通称【いろは坂】と呼ばれる丘を登るような坂で、対向車と衝突する事故を起こしました。


ドーン!!!!!


お届けの時間が迫っていたので、すこしスピードを出していました。
毎日の様に通っていた道なので、おごりもあったのでしょう。
雨でスリップしたんだと思います。


正面衝突です。


よく怪我をしなかったというくらい車はめちゃめちゃでした...。
相手の方の顔もよく覚えていないです。

お相手の方にもケガがなかったからなんですが、店まで坂を駆け下りて(約25年前なので携帯も持っていない時代でした)、配達途中の商品がめちゃめちゃになったことを伝えに行った馬鹿野郎でした。













それから4年ほどしてでしょうか。

違う店舗に配属されている時に、ふとご来店いただいたお客様に言われました。


saburoku_in_01
中仙酒場 串屋さぶろく


「僕ね、昔ここの若い子と事故をしてね。

そりゃ必死で謝ってて「大丈夫だよ」って伝えたら、ピューっと店まで走って謝りに行っちゃったんだ。

あの時の若い子は元気かな?
同じ系列だけど、地域が違うから知らないかな?」


と言われたのです。
(事故は多摩市で起こし、この当時は世田谷の店舗でした)


まさに私と事故を起こしたお客様だったのです。


わたしは、涙が溢れ出て止まりませんでした。
改めて、涙ながらの謝罪をしたところ、なんとそのお客様は

「その店からいなくなってしまったから僕と事故を起こしたせいでやめてしまったのではないか」
とずっと悔やまれていたとのこと。

若い子の人生を狂わしてしまったのではないかと......。











今も書いていて涙が出てきそうです。

なんと優しいお客様なんでしょう。

飲食業ってこんなにあったかいんだと改めて思った日でした。

私がそこで考えたことがありました。
この方にこんなに思っていただいているのだから、絶対に立派になってやる!このお客様を後悔させない為に頑張ってやる!

飲食業って素晴らしいと思いませんか?
お客様はとてもあったかいんです。
私たちが考える以上に私たちのことを考えてくれています。


写真 2017-03-15 16 08 40
@鶏と酒 かんろく


今、私には夢があります。
それは前回も書きましたが、居酒屋から日本を元気にする!

自分の仕事が日本を元気にできるなんてすごいと思いませんか!?

でも残念ながら私には日本全体を元気にすることはできません。
でも本蓮沼を、板橋を元気にすることはできると信じています。

そして同じ志を持った全国にいる飲食店の仲間たちが、おらが町を元気にしてくれると信じています。

そうして、居酒屋から日本を元気にできると思うんです。

今はまだ道半ば、まだまだ半人前です。
もっと学びもっと成長してあの時のお客様に胸を張って会える様に!

今日もこれからも走って行きます。


00

中仙酒場 串屋さぶろく
住所:板橋区蓮沼町8-1 
営業時間:17:00~24:00
定休日:原則無休
席数:70席
公式サイトはこちら

鶏と酒 かんろく
住所:板橋区板橋2-65-5
営業時間:11:30~14:00、17:00~23:00
定休日:原則無休
席数:44席
公式Facebookはこちら

埼玉県加須市松村牧場直送
香り豚一頭買い 豚ホルモン焼き専門店 ごぞうろっぷ

住所:板橋区泉町6-13
営業時間:17:00~24:00
定休日:原則無休
席数:20席
公式Facebookはこちら




いたばしTIMESでは皆さまからの情報提供をお待ちしています!
情報提供フォームへ

いたばしTIMESへの広告掲載について
詳しくはこちらへ